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家づくりの依頼先の選択肢をざっくり知る。ハウスメーカーはファミレスだとすると工務店は町の洋食屋?

新築時の依頼先 5つの選択肢

家づくり・リフォームの際の悩みどころの1つが、誰に頼むのかという「依頼先」です。
新築の場合、依頼先は大きく以下の5つです(家づくりの窓口会社や大工に直接、といった選択肢もありますが、今回は割愛します)。
では、ざっくりと紹介しましょう。

1 ハウスメーカー
2 不動産会社
3 ゼネコン
4 工務店、ビルダー
5 設計事務所

1 ハウスメーカー

基本的に、支店・モデルハウスを置いて全国展開している会社をいい、積水ハウスや大和ハウス工業、一条工務店などがその代表です。建築だけでなく、土地の販売からローンの斡旋など、幅広いサービスを自社やグループ会社で提供しています。

2 不動産会社

不動産会社は、三井不動産のように全国展開している大企業から駅前などで見かける老舗の不動産屋さんまでを含みますが、土地や分譲住宅、中古住宅といった不動産の販売や賃貸住宅事業を主業務としている会社をいいます。
土地は不動産会社を通して購入し、建築はハウスメーカーや工務店でというケースも多いですし、不動産会社が建築まで手配するケースもあります。
複数の都道府県で事業を展開している大規模な分譲事業中心の不動産会社を「パワービルダー」と呼ぶこともあります。

3 地元ゼネコン

地元ゼネコンは地域で事業を行う総合建設業です。
公共工事やビルや店舗などの建築を手がけるだけでなく、一部門として住宅建築や分譲住宅販売を行うケースも増えています。
もちろん、竹中工務店など全国規模で事業を行う大手ゼネコンも住宅の設計施工を行っています。

4 工務店

工務店は地域で事業を行う建築会社で、基本的には設計から施工、アフターサービスまで一貫して責任をもって提供する業態を指します。
規模が大きな工務店を「ビルダー」と呼ぶこともありますが、基本的な業態は同じです。
「自然素材の木の家」を得意とする工務店が多く、そんな家を求めるなら選択肢となります。
最近は、建築だけでなく、土地や分譲住宅、中古住宅など不動産の販売、リフォーム・リノベーション、家具や雑貨の販売、ローンの斡旋など、住生活のニーズにトータルで対応する工務店も増えています。

5 設計事務所

いわゆる建築家が主宰する、設計業務および設計した家がきちんと建築されるよう管理する業務を行うのが設計事務所です。
基本的に施工は行わず、施工は工務店などと別に契約して行うことになります。
建築家+所員と呼ばれるスタッフ数人で運営していて、建築家1人だけというケースも少なくありません。
建築家の設計スキルと個性を生かす家づくりをしたい場合の選択肢です。

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ハウスメーカーと工務店の違いは?

それぞれの特徴やメリット・デメリットは、この「jimosumu」(ジモスム)のnoteで詳細に紹介していきたいと思いますが、ここでは違いがわかりにくいハウスメーカーと工務店について、飲食業のたとえ話で違いに触れておきます(そもそも事業規模が大きく異なるのですが)。

ハウスメーカーは、チェーン展開している「ファミリーレストラン」だとイメージしてみてください。
知名度があり、全国均一な品質で、メニュー(建物のバリエーション)も多く、建物も規格化や工場生産化されており、大半の業務がマニュアル化されており、品質に対する安心感はあります。
一方、規格・マニュアルから外れるオーダー(注文)を出す場合は対応できなかったり、追加料金が必要な場合もあるので、確認が必要です。

一方工務店は、地元の洋食屋をイメージしてください。
地元では知られていて、敷居が低くて親しみやすく、例えばハンバーグのような手作りの名物料理があり(得意な家づくりがあり)、腕で勝負している少数精鋭のイメージです。
技術力が高い工務店は特に様々なオーダーに応じてもらえます。
一方で性能面などはプロとしての提案をしてくれる工務店も多く(ここが得意な家づくりになっているケースが多い)、プロの提案を受け入れた方が結果としていい家になることが多いです。

「工務店」「洋食屋」というと、字面的に、古めかしい、野暮ったい、老舗でベテラン揃い、といったイメージを持つかもですが、建物も情報発信も事務所もスタイリッシュで、スタッフもフレッシュな工務店もたくさんありますよ。

建物だけでなく人も見る

どちらも一長一短あるので、自分のしたい暮らしや家づくりの優先項目を、予算内で実現してくれそうなところを、この飲食業のたとえも参考にしながら検討してください。

ただし、ハウスメーカーも均一な建物品質を目指していますが、同じ会社でもスタッフのスキルにはばらつきがあります。
工務店も個性と技術力のある精鋭揃いの会社もあれば、そうでない会社もあり、会社間のばらつきがあります。
もちろん人として合う・合わないもありますよね。

家も人が建てるものですから、建物だけでなく人を見て、「信頼・安心できるか、好感・共感をもてるか」の視点でも検討することをお勧めします。


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