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家づくりの基礎知識08 屋根形状は役割と防災リスクも考えよう

家づくりにあたり知っておきたい「基礎知識」。
ポイントをわかりやすく体系立て、シリーズでお伝えしていきます。

家づくりの基礎知識08 屋根形状は役割と防災リスクも考えよう
* 屋根の防災対策のポイント*

1. 役割と形状がトラブル回避の基本

赤い屋根~など歌の中にもよく出てくる屋根は、見た目の色や形で表現されることが多いですね。
でも屋根の役割は、家の顔としてのデザインだけではありません。
屋根の大事な役割と聞いて何が思い浮かびますか?

屋根の役割として、防水・防音・遮熱・断熱などがあげられます。デザインだけでなく、家を安心安全に守る機能として大切な役割を担っています。

まず防水。雨漏りが発生すると内部にも影響が起き、補修が大掛かりとなる場合もあります。屋根の形状は家の間取りによって変わってくるので、あまり複雑な形になると凹凸部など屋根の接合部分が弱点となりやすく、雨漏り発生リスクが高くなります。
シンプルな形はトラブルが起きにくくおすすめです。

2つ目の役割の防音。あまり屋根の上からの音はイメージがわかないかもしれませんが、ヘリコプターや空港近くでは離発着の飛行機の音など、意外と気になる音は多いものです。

そして遮熱・断熱。真夏に降り注ぐ日光の熱から家を守ったり、冬の暖かい室内の温度を逃がさない大事な役割があります。屋根の断熱機能もしっかりと計画しましょう。

2. 災害に強い屋根

屋根の形状は、大きく分けて4つに分けられます。
・二面の屋根から構成される切妻屋根・四面の屋根からなる寄棟屋根・片面だけに勾配をつけて設置する片流れ屋根・勾配をつけずほぼ平らに仕上げた陸屋根

つなぎ目も少なく、一番シンプルな切妻屋根が雨漏りがしにくいと言われています。また、片流れ屋根の場合、豪雨等の予想外の雨量のとき、勾配がつく片側の雨樋だけに雨水が流れ込むことになります。一方の雨樋だけで大丈夫か機能も考慮が必要です。また、平らな陸屋根も勾配が無いことから雨水がたまらないように排水のしやすさを考えておきましょう。

いずれの屋根も、台風などの強風時に耐えられるように屋根材をしっかり固定し、見た目や好みだけでなく複雑な屋根形状を避けたり、屋根の役割が果たせる形状を考えましょう。

3. 太陽光パネルを設置するなら

自家発電がエコと人気な太陽光パネルですが、設置要望があるのなら、新築時に設置でも、後付けでも屋根への配慮が必要です。

新築時に設置する場合は、太陽光パネルも含めて設計されるので、配線や配管などのおさまりがきれいに仕上がります。また、パネルが設置しやすい屋根材をはじめから選ぶことができます。

後付けで計画する場合は、台風などでパネルが飛ばないようしっかり屋根と固定することと、将来的にパネルを載せることを想定して、パネルの荷重に耐えられる作りや、集熱による屋根裏の断熱などをしっかり計画に盛り込みましょう。

※参考図書『エコハウス超入門 84の法則ですぐ分かる』


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